■第一種低層住居専用地域とは?
「用途地域」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
これは、市街地のなかを「それぞれどんな用途で活用していくか」枠組みの分類を示したものです。
少し難しくいえば、「都市計画法における『地域地区』のなかのひとつで、街づくりの根幹を定める利用分類」となります。
おおまかには「住居」「商業」「工業」に大別され、こまかくは12種類の用途地域から構成されています。
第一種低層住居専用地域とは、建物の高さが10m(地域によっては12m)以下に制限された地域です。
さらに、敷地面積に対する建物の割合である建ぺい率、延べ床面積に対する敷地面積の割合である容積率などもかなり
低く決められています。そのため、高くても3階建てで、敷地内に建物以外の自然物が多い住環境となっています。
第一種低層住居専用地域は、12に分類される土地用途の中でも最も規制が厳しく、特に都心エリアでは該当する地域はかなり少なくなります。
では、なぜ高さや建ぺい率・容積率が低いとなぜ好環境が期待できるのか。
例えば、高さ制限が10mなら3階建てが限界。日影も少なく、空の大きな街並みを維持することができます。
また、建ぺい率が抑えられていれば、地面にも陽がよく届き、冬でも街全体が明るく感じられるでしょう。
空地割合が高くなることから、自ずと緑地も増えます。
時間の経過とともに、木々は育ち、背の低い家並みを覆い隠してしまいます。それぞれの木に花が咲き実を結び、
そこへ鳥が舞い降りるといったひとつの生態系が完成していくのです。
住むほどに、「五感で自然を楽しむ」暮らしを満喫できるでしょう。
さらには、区画がこまかく分割されるのを防ぐため、敷地面積の最低ラインを決めている行政も少なくありません。
これも好環境を持続させることがねらいです。住む人の数が少ないため、街なかでの渋滞や混雑も起きにくいといえるでしょう。
では、そんな「第一種低層住居専用地域」は、都心人気エリアであればどのあたりに存在するのでしょうか。
そもそも高度利用を促進する都心部において、「低層地域」はごく限られた場所にしかありません。
渋谷区であれば、上原、松濤など、
港区であれば、「高輪4丁目」のごくわすがな一画。
文京区は「本駒込6丁目」。
千代田区や中央区には「第一種低層住居専用地域」は存在しません。
■第一種低層住居専用地域の良いところ。
なんといっても閑静な住環境です。面積の制限から隣の建物との間隔があり、さらに周りを木々で囲まれるため、騒音などに悩まされることはありません。
続いて、日当たりの良さです。高さ制限があるため空が大きく感じられ、
周りに高層マンションやビルが建つ心配がありません。緑と太陽に囲まれた、開放的な生活を送ることができます。
賃貸型高級マンションというと、高層型の建物のイメージが強いですが、最近では第一種低層住居専用地域にも増えてきています。
ビジネスとプライベートをしっかりと分けたいタイプのビジネスマンや、
子育てなどで静かな環境を求める方、また、退職後の充実したセカンドライフを考える高齢者の方などに人気があります。
エリアが限られるために、アクセス面では不便になる可能性がありますが、そこがクリアできるなら「代々木上原」は非常に魅力的だと言えるでしょう。
「住みたい街ランキング」「人気のある街ランキング」急上昇中の代々木上原に住もう!!
■賃貸物件お探しの方はこちら
http://www.jushin.co.jp/
■お問い合わせ、個別相談はこちら
kato@jushin.co.jp
代々木上原不動産
Century21株式会社住新センター 代々木上原駅前店
渋谷区上原1-32-19 三善コーポ1階
宅地建物取引士 AFP 加藤 稔(かとうみのる)
■Mail: kato@jushin.co.jp
■Mobile: 070-5582-7892
■Tel:03-5790-6777 FAX:03-5790-6778